素晴らしきワインへの旅 - Voyage au vin merveilleux

素晴らしいワインとの出会いは、私たちの人生のなかでひとつの宝とも思える至福の時間を約束します。 このブログは、これらのワインの探求と出会いの記録です。

<美しい料理とワインのマリアージュ>の会(2012年10月15日開催)にむけてワイン選び

★<美しい料理とワインのマリアージュ>の会
ヌッフ・デュ・パプ 六本木 × ワイン専門平野弥 協同企画

メニューとワインの選定を行いました。

○雑穀サラダ、ヴィネグレットソース
【メモ:シェリー酒酢、ディジョンマスタード、ひまわり油】

⇒NV クレマン・ド・ブルゴーニュ(生産者:シャトーフュイッセ)
 シャルドネ100%。優しい酒質のクレマンを合わせます。

○シャルキュトリー盛り合わせ
【メモ:白コショウ以外のエピス・ハーブ類は未使用】
⇒2010年 ブルゴーニュ・アリゴテ シャン・フォレ v.v.(生産者:ジャン・フルニエ)
 シャルキュトリーとは、豚肉を使ったハム・ソーセージの総称です。これに相性が良いのがブルゴーニュ・アリゴテです。このことは、ブルゴーニュの人々の間では良く知られています。ちなみに、ブルゴーニュの地方料理ジャンボンペルシエ(ハムとパセリを使用)にはこのアリゴテワインが使われています。

○八幡平サーモンのマリネ
【メモ:バジル風味のオイル使用、少しレモンのジュ・スモークフレバー
⇒2009年 ボジョレー・ヴィラージュ ”フィーヌジョセフィーヌ・ロゼ”(生産者:コルディエ・ペール・エ・フェス)
 サーモンとロゼとの相性は大変良い。


○ホタテのクレープ焼き
【メモ:クレープ生地はジャガイモ、ホタテのヒモのフォンにバターを加えたソース、青ネギ】
⇒2009年 プイィ・フュイッセ フィーヌ・ジョセフィーヌ(生産者:コルディエ・ペール・エ・フェス)
 9月にこのお料理にドメーヌ・コルディエのマコンを合わせ素晴らしい調和が表現されました。そこで、今回は、ドメーヌ・コルディエの最上のワインを合わせてみたいと思います。

岩手県産和牛のカルボナード
【メモ:仕上げにベアレンクラシックを使用しにがみを出す】
⇒2009年ジュヴレ・シャンベルタン(生産者:ジャン・フルニエ)
 黒ビールで煮込んだお料理に何を合わせるのか正直いいまして迷いました。
そこで、ドメーヌ・ジャンフルニエの2008年ジュヴレ・シャンベルタンと2008マルサネ・トロワ・テールを実際にこの煮込みをあわせて見ました。結論は、2008年ジュヴレ・シャンベルタン。お料理とあわせるとよりワインの風味に艶がでてきました。

○カスレ
【メモ:フォンに豚足を多めに生ハムを加えている】
⇒2005年 コート・ロティー バルバリン (生産者:マチルド・イヴ・ガングロフ)
 豚足は、ピノ・ノワールとの親和性がよいと聞きます。そこで、ブルゴーニュの赤を、と思いましたが、今回はガングロフのコート・ロティーにしました。こちらのワインは、シラー種にビオニエ種がわずかに加わります。シラーは、もともとピノ・ノワールに近い酸味を持っています。ガングロフのワインは、コート・ロティーでもっとも繊細なワインを造ります。カスレはフランスの南の地方のお料理ですが、より繊細な料理とワインのマリアージュが期待できます。

○短角牛の炭火焼
【メモ:熟成を少し長めにし,軽く酸味を感じるのが理想的】
⇒2009年 シャルム・シャンベルタン(生産者:アルロー)
牛肉に相性のよいブルゴーニュの赤は、ジュヴレ・シャンベルタン、ポマール、ジヴリーといったところ。土壌に含まれ鉄分によるのでしょうか。今回は、ジュヴレ・シャンベルタン村のグラン・クリュ シャルム・シャンベルタンをあわせます。シャルムの土壌には鉄分が多く含まれ、酒質は構成要素が蜜なのが特長です。

皆様のご参加をお待ちいたします。

★<美しい料理とワインのマリアージュ>の会

日時:2012年10月15日(月)19:00〜

会費:10,000円

定員:30名(定員になり次第締め切り)

開催場所:ヌッフ・デュ・パプ 六本木 

東京都港区六本木7-17-19 FLEG 六本木 Second 2F(03-6459-2235)

申し込み方法:電話(045-915-6767)またはメール(vin@hiranoya.net)でお願いします。