2010-01-01から1年間の記事一覧
モンラッシェのモンラッシェたる所以の第一は、香りの豊富さにあると思います。 飲み頃のピークに達したモンラッシェは、自然界に存在する草花、果実、動物、スパイスなどを集めて小さなボトルに封じ込めたような香りの豊かさを表現します。どんな食材の香り…
2010年7月30日にレストランAK(アーカー、東京都三軒茶屋)にて白ワインの最高峰‐モンラシェを楽しみ会と題してワイン会が開催されました。 レストランAKの木村氏によるブルゴーニュの上質な白ワインとのマリアージュを意識したお料理とともにワイン会は…
【3】ボルドー・メッドク地区の村名AOCの個性をどのようにとらえるか? ワイン専門平野弥ワイン教室では、最初の半年間基礎的なことを行った後、次のステップとしてボルドーのメッドク地区の村名AOCの個性をブランド(目隠し)・テイスティングでとらえてい…
【2】ワインの味覚の図的=立体的イメージ ここでは、ワインの味覚を立体的にイメージしてみたいと思います。 (1)ワインを口に含むと、酸味、甘味、渋味の味覚が明確に区別して知覚することができます。これらのワインの味覚の主要な三要素、酸味、甘味、…
【1】ワインテイスティングにおいて味覚を表現する際に使う言葉の定義 1)ワインの味覚における酸味の意味とは? 酸味は、ワインの風味にたいして気品を与える要素です。いいかえるならば、私たちが品のあるワインと表現するワインの味覚における根拠は酸…
前回からのつづきー(かつての平野弥ワイン教室の生徒さんであったMさんからの疑問について)ブルゴーニュの村の個性をどのようにとらえるのかという問題に関して、以前に私が教えていた<北と南の酸味の違い>というテーゼを適用した説明とは、今日、大き…
ワイン専門平野弥で1997年前ら、お客様を対象にブラインド(目隠し)によるワインテイスティング講座を開催してきました。この講座は、私にとってワインを探求し理解を深める重要な過程でした。 最近、当時の生徒さん(Mさん)から私のワインのコメントで理…
本日、6月7日(月)リーファーコンテ内のワインのパレットのわきに付けられていた温度計のデータが到着しました。 グラフの左軸が温度(℃)横軸が時間です。 4月20日にボーヌの定温倉庫でコンテナに積み替える作業をし、その際に温度計は取り付けられました…
6月6日(日)、先週、輸入通関がきれたワインを試飲しました。 急遽I氏を誘い、場所は、東急田園都市線たまプラーザ駅近くのワインバー『トリニティー』にて。 常に通関を切った直後に、輸入の過程で何か、問題が無かったのかをチェックする目的で試飲を行…
生産者へオーダしたワインが、先月、5月28日ようやく東京港に到着、本日、6月3日通関をきりに行きました。 株式会社エスプリデュヴァンは、自社で(私が)通関を行っております。 まずは、厚生省に輸入食品届けをだします。SO2の含有量、ソルビン酸の有無な…
2010年6月1日に都内で開催されたユビフランス東京主催試飲商談会にて、素晴らしい生産者と出会うことができました。 この日は、レストラン『vin et cuisine A.k.』の木村さんとともに会場を廻りました。 当日、コート・デュ・ローヌやラングドックなどの南フラン…
5月21日(金)ブルゴーニュよりドメーヌ・コルディエのクリストフ・ラブリュィエル氏をお招きして、ワイン会を開催しました。氏は、クリストフ・コルディエ氏の奥さんの従兄弟に当り、2009年よりドメーヌ・コルディエで醸造およびマーケティングのために働き…
(はじめに) 先日、知り合いの若手ソムリエの方から、ブルゴーニュの白ワインの生産者とインタヴューを行う際にポイントを教えてほしいとの依頼があり、書いた文章に補筆したものです。 【1】「ムルソー=樽香」という時代は過去のもの 1980年代に日本のワ…
はじめまして、平野と申します。 ワインのプロフェッショナルとして、また、一人のワイン愛好家としての思いを綴るって行きたいと思います。